こんにちは!ドイツの紅茶を紹介いたします。
今回は、フルーツ系と健康系の紅茶の中間の紅茶を紹介します。
Ingwer & Lemongrasとは?
Ingwerは、イングバーと読み、日本語でショウガを指します。一方で、Lemongrasは、レモングラスと読み、大体想像つくと思いますが、レモングラスです。つまりショウガとレモングラスのミックスの紅茶で、良薬は口に苦し、という諺を忘れてしまいそうな紅茶ですね。
また、今回の紅茶はいままでの紅茶とは異なり、Bioと呼ばれる有機栽培による紅茶です。ドイツのBioブームについては、次回以降に改めて説明させて頂きますが、今回の紅茶は添加物が無いことが一番の特徴です。これまでのフルーツ系の紅茶などの中には、確かにアロマ成分として香りを出すための添加物が入っていましたが、今回はそういった添加物無しの紅茶を紹介します。
パッケージ
今回は、Das Gesunde Plusというブランドの商品を購入しました。
買ったお店は、DM(デーエム)というドラッグストアで、日本で言うマツモトキヨシさんのように手軽に風邪薬等を買えるドラッグストアです。他にも化粧品や健康志向の高い食品なども販売してあり、最近ではデジカメ写真の印刷までできます。ドイツには他にもROSSMANと呼ばれるドラッグストアがありますので、旅行等において健康面で困ったことがあれば、ROSSMANかDMを探してみてください。今回のブランドは、箱にDMのロゴが沢山あるのを見ればわかると思いますが、DMのオリジナルブランドの商品になります。
1袋2.5g・15個入りで、お値段は2.25ユーロ(約270 円)です。やはり有機だけあって、茶葉あたりの単価はちょっと高めですね。
茶葉について
まず、開封してみて驚いたのが、一つ一つのティーバッグです。なんと、ガーゼのような布で茶葉が包まれています!普通のティーバッグの薄い紙袋が何でできているかなんて考えたことが無かったですが、きっとこのガーゼのほうが健康に良い、もしくは製造工程が環境に優しい、というメッセージなのでしょう。また、この黄色のパッケージも再生紙を利用しているようです。
そして、茶葉についてのパッケージにある説明書きですが、50%がレモングラス、35%がショウガ、残りはスペアミント、甘草、レモンの皮です。そして、それらが全て有機栽培と強調されております。
やっぱりいつもと何かが違いますね。本当に草を切って紅茶にしました、というのが伝わってきます。おそらく一番多い草がレモングラスです。先程、一袋当たりの質量は通常の紅茶よりも少なかったのですが、どう見ても茶葉の量は今回の紅茶のほうが多いです。
紅茶を入れてみました!
まず、パッケージに記載されているお茶の入れ方ですが、ティーカップに一袋のティーバッグを入れ、熱湯を注いだ上で8~10分待つだけです。いつもよりちょっと長いのは、アロマ等の添加物が無いためでしょうか。
ミルクティーとハチミツを試してみた。
実際に入れてみました。有機栽培なので、色は無いのかなと思ったのですが、意外にもレモンのような色になりました。
味は、まさにショウガ&レモンでした。ショウガの味が強すぎることもなく、レモンの酸味があることもなく、非常に絶妙なバランスをとれていました。一方で、香りもレモンの香りがしますが、他のフルーツ系の紅茶と比べると控えめでした。たまに香りを楽しむフルーツ系紅茶に対して、今回の紅茶は健康的で毎日飲むのに適していると思います。
個人的には、あまりミルクティーに適していないのかなと思いつつも検証してみました。
やはり、もともとのレモンの味が強く無いので、少し味が控えめになってしまいました。一方、ショウガ味が和らいだ分、非常に飲みやすくなりました。100点満点中60点といったところでしょうか。
次に、ハチミツだけを入れてみました。
ショウガ味なので、ハチミツのほうがミルクティーより合っているかなと思います。ショウガの刺激が苦手の方はこちらのほうが良いかもしれません。ただし、レモン味が元々淡いので、普通のショウガ系の紅茶よりも少なめのハチミツのほうが良いかなと思いました。
以上、ドラッグストアで購入した有機栽培のIngwer&Lemongrasの紹介でした。先に説明したDMというドラッグストアでは似たような有機栽培の紅茶が沢山あるので、ドイツにお越しの際にはお試しください。