ドイツでは紅茶もコーヒーもよく飲まれていますが、その中でも良く日常的に飲まれているのがSchwarzer Teeの様です。このSchwarzer Teeというドイツ語は直訳すると「黒いお茶」なのですが、この言葉は一般的に紅茶を指します。私達は紅の色だと思う物をドイツの人は黒いと思うのでしょう。余談になりますが、青信号と日本は言いますよね。でもドイツでは緑色だと認識されています。国が変われば同じ物ですら認識する色も変わる様ですね。また、ティーバック製品全般における価格は20か25パック入りで大体3ユーロあれば購入可能です。今回のテーカンネ社のネロは絶賛セール中ということで破格の1.29ユーロで購入出来ましたが、普通の価格だと2ユーロ程度の様です。
今回はドイツメーカーのテーカンネのアッサムティーであるネロをパッケージ買いしてきました。とにかく紅茶!という意思が前面に現れていたことが決定打です。というのもネロはイタリア語(なぜかドイツ語ではない)で黒、という意味ですので、日本語で販売するとなると商品名は「紅」というところでしょうか。
・パッケージの開け方は2通り
まずは箱をを開けてみることにしますが、こちらのティーバッグの箱にはよく二通りの空け方が出来る様になっています。普通に箱を開ける様に出来る様に箱の裏には空け口があります。また、この箱を縦に立てて下から一個ずつ取れるようにするための空け口もありますので、今回は一個ずつ取れるようにするための空け口を選択します。なんとなく箱を取り出す度に開けるのが面倒であるというのが主な理由です。
テーカンネ社のトリビア
さて、このテーカンネ社、世に沢山あるダブルティーバッグの開発した会社となります。こんなに私達が手軽に色々なおいしいお茶を飲めるようになったのはこのテーカンネ社の功績がかなり大きい様です。
ネロをいれてみる
さて、まずはティーバックの包装状態をご案内したいと思います。とことん黒、ということを主張する意向がばっちり伝わってくる裏表黒で統一された包装にはドイツ人らしくしっかりと推奨温度100度と浸出時間4分が記載されています。
ではティーバッグそのものを確認しましょう。茶葉は均一の大きさで濃い茶色です。あまりこの時点ではアッサムの香りはしません。
100度のお湯が準備できたので、いざお湯を投入し、4分待ちました。その結果はあまり黒くありません(笑)褐色でしょうか。パッケージが真っ黒、そして商品名も黒と言っていましたが、お茶自体は真っ黒くありませんでしたので真っ黒いお茶が出てくるのではと不安に思う必要はなさそうです。
ストレートで飲んでみましたが、渋すぎず、アッサムのコクが感じられ、そして上品なセイロンの香りが漂ってきます。私自身、濃い味が好きなので、4分よりもう少し長めに浸出時間を設けたところ、更に渋みが増し、茶葉の香りが強く出ました。強めの味わいを求める人へは長めに浸出時間を様子を見ながら要調整させて頂きたいと思います。
ミルクとの相性とお勧めの飲み方
ミルクを入れて、ミルクティーにすると丁度飲み易い温度になり、アッサムのコクがより際立ちおいしいミルクティーとなりました。私は甘いミルクティーが好きなので蜂蜜をたらし、丁度良い甘さになったところで頂きます。ドイツでは砂糖をお茶に入れる人もいますが、国内で質の良い様々な蜂蜜が取れるので、蜂蜜をお茶に入れる人も少なくありません。私もこちらでは蜂蜜で甘さと花の香りを足して紅茶を頂くことが多いです。ちょっと優雅な気分に浸りたいときは、こちらテーカンネ社ネロのミルクティーを是非試してみては如何でしょうか。格好良いパッケージと共に上品な紅茶の時間を楽しめること、間違い無しです。